呼吸と健康（１）

全ての基本はきちんとした呼吸が出来るカラダから。

呼吸は、一日に約3万回行われています。

一時間当たり９００回行われている計算となります。

これを重さで考えてみると、

一日に20kg（ごはん１００杯分）の酸素を

吸っていることになります。

そんなに呼吸しているのか......

でも、これだけの酸素を取り入れて初めて、

60兆個ある細胞を養うことが可能になるです。

呼吸は、食事と同じく人間の体のことかもしれません。

食事では、

アミノ酸・タンパク質・糖質・脂質を体に取り入れ、

余分な栄養を汗・尿・便により排出します。

呼吸では、

代謝のため酸素を吸気として取り入れ

余分となった二酸化炭素を排出します。

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悪い姿勢は、呼吸を阻害する

一般的には、胸を張った姿勢が正しいとされますが、

整体医学の観点からそれは間違っています。

学校教育でもそれを習います。

しかし、こ姿勢は健康に悪い。

呼吸が、うまくできなくなってしまいます。

低い酸素量は、実はがんや心の病の関係が深いのです。

メンタルヘルスケア・マネージャ本田さんの話

「呼吸が浅くなれば、がんの危険性も高まる」

「呼吸の浅さはうつと大きな関係がある」

それだけでなく。

酸素摂取は、

代謝の要なので当然浅い呼吸は老化を早めていきます。

キレイな姿勢をとり続けることで

呼吸は悪化し、思いもしない悪影響があります。

この点について、もっと詳しく見ていきましょう。

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酸素摂取の仕組みが、

私たちの体にどんな影響を及ぼしているのかを説明する

アニメーションです。

（でも、最初の１分はとばしてもかまわないません。）

え！そうなんだ。という

呼吸の隠された真実を多角的に理解することができます。

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動画のまとめ

深い呼吸は、

１．ストレスを減らし、　（副交感神経）

２．エネルギーを増やし、（代謝促進）

３．免疫を強くする。　　（酸素供給）

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・緊張状態に陥っているとき、

　体が緊張し呼吸が早く浅くなる。

　→結果、脳への酸素量が減り集中力が落ちる。

・長期間の心のストレスにより、呼吸パターンの変化

　体中は低酸素状態。　

　→ガンなどの発育を促進

・体内には、細胞に酸素が行き届かなくなる

（体が緊張状態になり、疲労物質を溜め込む。）

○自分で呼吸の質をたかめることで、

　体に酸素供給を増やすことができる。

○深い呼吸→副交換神経の活動を高めリラックス.

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最近の研究による新しい発見

軍人の姿勢　”millitary posture"

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胸を張ること＝いい姿勢

→胸を張って呼吸をおもいっきりしてみてください。

　息が吸えない。呼吸しずらい！と感じると思います。

実は、

アメリカの研究チームは

悪い姿勢が肺機能を低下させていることを発見しました。

胸をはるだけ・頭を下げるだけで、

肺の30%が機能を使えなくなります

この使われていないスペースは

’Dead Space `と呼ばれます。

肺がんの権威として知られるドクターの河野教授は、

これが肺がんの原因のひとつだとしているのです。

また深い呼吸により脳波が変化させ、

胃腸を刺激することによりセロトニンの分泌が起こします。

これにより、体内のストレス値は一気に下げるのです。

実際に、深い呼吸をするだけでα波が2割増加します。

呼吸により脳波からホルモンまで変化します。

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どのような姿勢が呼吸を

阻害してしまうのでしょうか？

少し見ていきましょう。

胸を張る姿勢＝一般的な日本人の立ち方。

サムライ立ち（Millibary Posture）

女性の場　モデル姿勢ともいいます。

・呼吸パターンが浅くなる。

・体全体のバランスの崩壊

　→腰痛原因となる。

　勇ましく、キレイに見えるが、

　体のバランスを崩してまう。

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正しい姿勢は、だらっと脱力した姿勢！

アメリカPA（理学療法士）における正しい姿勢の定義は、

もっともエネルギー消費をしない姿勢です。

つまり、

もっとも脱力状態な姿勢こそが正しい姿勢なのです。

それは今の日本で推奨されている

サムライ立ち・モデル姿勢とは真逆です。

当館としていれることは、

このキレイな姿勢・健康と勘違いされている姿勢が、

腰痛や喘息の原因も引き起こすといことです。

さらに怖いことは、

子供たちにこのサムライ立ち・モデル姿勢

が今まで以上に習慣化していることです。

そして実際にそれが起きています。

ゲームに囲まれただでさえ、

体を弱く壊している子供たちの姿勢は

大人たちの”勘違い”によってさらに悪くなっています。

見た目のよい物が、

必ずしも健康によい物とは限りません。

姿勢の場合、3割もの呼吸を阻害してしまうので

一般的なきれいな姿勢はとても体に悪いです。

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もっとも大切なこと！

サムライ立ち・モデル姿勢をしないことではありません。

TPOに応じて姿勢を使い分けることです。

矛盾しているように聞こえますが、

サムライ立ち・モデル立ちはそれぞれメリットもあります。　

サイキ・アウトすることで、短期的にストレス値を低下させプレッシャーに強い心理状況を作り出します。　

プレゼンテーションなど緊張し、それを乗り越えるために思い切りが必要な場面にはとても有効な姿勢です。

ただその姿勢は、健康にはよくないというだけです。　

第一回はここまで。

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第二回には、

生物の進化と呼吸の仕組みから見る健康の

秘訣を考えます。

驚くべきことに普段私たちが行っているあることが、

社会生活のストレス低下に最も重要だった。

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おまけ

参考までに、

どのように人間の呼吸システムが稼働しているかを説明しています。

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メンタルケアマネージャの本田唯識は、語っています