野球肘(1)
スポーツ障害は、日常生活での発生も考えられる。
スポーツ外傷の中でも、良く知られるのが野球肘だ。
プロ野球選手のピッチャーによくみられる内側側副靭帯損傷。
最近では松坂投手、和田投手。少し前は桑田投手、村田兆治投手が再建手術をしている。
なぜ、野球肘が厄介なのか解剖学的にみていく。
解剖学的にみていると、この外傷の厄介さが見えてくる。
端的にゆうと、
単純に一つの筋肉の問題ではなく、様々な筋肉の問題が起きているからだ。
腕だけの問題に絞っても、20筋の異常がある。
結果、自然治癒では3ヶ月の安静と復帰まで一年とされている。
まず、簡単にまとめてみよう。
野球肘
1上腕骨上顆炎→ゴルフ、テニス(フォア)でも発生する。
※リトルリーガ肘とは別なので注意すること
大きく分けて3タイプ
※内側型
投球動作時に痛み
内側上果裂離骨折
前腕回内筋群や内側側副靭帯損損傷
引っ張りストレスによる列離骨折によっておこる
遅延性尺骨神経麻痺 ・肘関節の不安定症
投球フォームを改善せずに投球していると再発することも多い。
特に小学生や中学生の子供の場合、必ず投球フォームを改善することが望ましい。 将来野球を続ける場合、再発となることもある。
自然治癒の場合は、全治するには症状にもよるが3か月から1年ぐらいかかる。 症状が重度の場合は、完治までにリハリビなどが必要でさらに完治までに時間が 必要になる。
施術により、回復を早め再発の防止を行うことが出来る。
ただし、再発防止のためホーム改善と一定期間の療養もしていかなければらならい。